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「眠れない夜。」

「眠れない夜。」ミロ×猫氷河

BL苦手な方は開かないで下さいね・・・。
続きへ。
猫氷河19

「眠れない夜。」

そっと頬に触れるものにミロは目を覚ました。
「どうした?」
手を伸ばしていた氷河は、不安そうに耳を伏せてミロを見詰めた。
「眠れないのか?」
ミロが氷河を抱き締めれば、腕の中で氷河が頷いた。
「うん……。ミロさん、何か話して」
二枚に重ねた毛布をもう少し上まで引っ張って、ミロは笑った。
「毛布も買ってきたのに、まだ寒いのか? 寒いから眠れないんだろう」
触れる肌は充分温かいのに、氷河は眠れないと言う。
腕の中で耳を伏せる氷河の柔らかい髪にキスをして、ミロが少し考えていると、ぽつり、と氷河が言った。
「ミロさん、解んないけど、何だか悲しい」
擦り寄る氷河の髪に、額に、ミロはキスをする。
「寒いの、ホントに苦手なんだな」
「うん……」
氷河は腕を伸ばしてミロの首に絡ませる。
涙が零れそうな大きな瞳にも、ミロはキスをする。
ぽつり、と涙が零れて、ミロの胸を濡らした。
「ホットミルクでも作ってやろうか?」
ミロの言葉に、氷河は首を小さく横に振って、少し、ミロを見詰めて、寄せた綺麗な唇に、ミロはキスをする。
どちらが先かもわからない、唇を重ねたらすぐ、お互いの舌を絡ませた。
ミロは氷河の上になり、脚を割って、まだ濡れたままの氷河の中に入り込む。
「ん……!」
ゆっくり交わりながら、白い首筋に幾つか紅い跡を付ける。
「あ……!」
言葉もないまま、お互いを刻み付けるように深く、深く交わる。

ミロの腕の中で、氷河は乱れた呼吸を繰り返す。
ミロが頬に触れれば、氷河は温かい手に擦り寄る。
「どんな話が聞きたい」
氷河はミロの手のひらにキスをしながら答えた。
「ミロさんの、好きなものの事とか」
「……じゃ、ピザ」
氷河は少しだけ笑う。
「うん」
「ハンバーガー」
「うん」
「ハンバーグ」
氷河はミロの胸に擦り寄って笑う。
「ミロさん、食べ物ばっかり」
ミロは氷河を抱き締める。
「好きなものなら何でもいいんだろう?」
「いいよ」
伏せられてた耳はぴんとたってミロの言葉を聞こうとする。
「ピザは、デリバリーが好きだったけど、今はお前が作るピザの方が好きだな、ハンバーガーも、ハンバーグも」
氷河はミロの腕の中で嬉しそうに笑う。
「お前の作る、ゼリーやアイスクリームも好きだな、プリンも」
氷河はミロの言葉に答える代わりに、擦り寄って笑う。
「犬と猫なら、猫の方が好きだな」
ふんふん、と氷河は頷く。
「白い猫と黒い猫なら、黒い猫の方が好きだな」
氷河は頷きながら聞いている。
「黒い猫で、青い瞳の猫は可愛いな、と想う」
頭を撫でながらゆっくり話しているうちに、氷河が頷き方もしだいにゆっくりになる。
「ぼくはねえ、ミロさんが一番大好き」
ミロに擦り寄って、氷河は静かな寝息を立て始めた。
「俺は、お前が好きだよ」
ミロは小さな声で呟いて、柔らかい唇にキスをした。

「ああ、そう言えば、お前夜中に好きなもんのこと話せって言っただろう?」
ミロは相変わらずブランケットにくるまってホットミルクを飲む氷河に言った。
「うん……」
氷河はちょっとばつが悪そうにミロを見た。
「する事だったら、お前とするSEXが好きだな」
可笑しそうに笑うミロを見て、氷河はマグカップを置いて、ブランケットにくるまったまま、もそもそと身体の向きを変えた。
「何だよ、夜中は可愛かったのに」
「可愛くなくていいもん、可愛くないの解ってるもん」
耳を伏せて下を向いた氷河を見て、ミロは笑った。
「外見が? 言動が?」
「どっちも。ミロさん、いっつも可愛くないな、っていうもん」
ミロは可笑しそうに笑いながら氷河の頭を撫でた。
「いや、外見は可愛いだろう」
怪訝そうにミロを振り返った氷河に、ミロは少し首を傾げる。
「今なんか、みのむしみたいで」
「みのむしじゃないもん」
ぷい、と向こうを向いた氷河の首元を引っ張ると、ころん、とミロの膝の上に氷河が倒れた。
「ほら、みのむし」
起き上がろうとした氷河に、ミロは屈み込んでキスをした。
「眠れなかったらすぐ起こせ、夜中みたいに。」
「うん……」
そのままミロの膝に頭を落ち着かせた氷河を撫でながら、ミロは少し冷めたミルクティを飲んだ。

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