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「森と湖。」

「森と湖。」ミロ×氷河

時々出てくるオリジナルキャラクターのマリアの店を
氷河が時々手伝っている設定です。(マリアも出てきます^^;)

そういうシーンはないです^^;
一応、BL苦手な方は開かないで下さいね・・・。

★第二ミロの日万歳vvv^^★
氷河67

「森と湖。」

「……何だよ、これ」
マリアの店に氷河を迎えに来たミロは、マリアの手から一枚のスナップを取り上げて軽く顔をしかめた。
氷河はマリアのブティックを時々手伝ったり、モデルのようなこともすることがある。
「可愛いでしょ?」
ミロの怒りごもっとも、と解っていながらマリアはにっこり笑った。
「新色のマネキュアなのよ、ね?」
「ね」
にっこり氷河に笑えば、氷河もにっこり笑う。
「ね、じゃない、この馬鹿。まさかこんなのまたでかでかとポスターにするとか言うんじゃないだろうな?」
ミロがスナップをひらひらさせると、マリアは、手を合わせた。
「もう決まっちゃった! カタログに載せるだけの予定だったんだけど、綺麗だったからポスターも」
「取り消せ!」
「無理!」
ミロがどなればマリアはツン、と腕を組んでそっぽをむいた。
「だいたいこれは氷河ちゃんの仕事でしょ! あんたがどーのこーの言わないの!」
鼻先を指差され、ミロはむっとして手の甲でマリアの指をはたいた。
「てめぇがやれ! ああ! ばばあだから無理なのか!」
「言ってくれるじゃない」
どん、とミロの胸をついてお互い睨み合っている二人を交互に眺めて、氷河はくいくい、とミロのTシャツを引っ張った。
「何だよ」
「ミロ、合成写真」
顔を向けたミロに、氷河がまだ薄ら紅を残したままの唇でそう言った。
「何が」
「写真」
じっとミロを見詰めて真顔で言う氷河を見て、ミロは手元のスナップをもう一度見る。
「どこがどう合成だ、馬鹿!」
ぱしり、と氷河の頭を叩くと、氷河がマリアを見た。
「ダメだったね」
「……冗談だったんだけどね、ごめんなさいね」
ミロがとやかく言ったら合成写真だとでも言えばいい、と冗談で言ったのを真に受けた氷河に、マリアは申し訳なさそうに肩を竦めた。
「ううん、いいよ」
「何がいいんだこの馬鹿が!」
ミロに首根っこを掴まれ、氷河は首を竦めた。
「ミロ、くすぐったいよ!」
「うるさい!」
氷河を引きずって行くミロを見ながらマリアは申し訳なさそうに手を振った。

氷河より大股に歩くミロを氷河は追いかけて、きゅ、とミロの手を握った。
「……」
「……」
黙って氷河を睨めば、氷河が黙ってきゅっと握った手に力を込めたので、ミロは溜息を吐いて歩く速度を氷河に合わせて、通りかかったカフェに入った。
単発でも氷河の仕事は仕事だ、ミロは口出しはしない気では、いる。
「飯、まだだろ?」
「うん」
ミロはメニューを広げて氷河と並んで覗き込んだ。
「ダヴルチーズバーガーとコーラ」
「ぼく、ブルーチーズのサラダ」
ミロがウェイターに頼んでメニューを立てらせると、氷河が手を広げてミロの方へ向けた。
「森と湖のイメージなんだって。ミロの瞳の色みたいだね」
嬉しそうに笑う氷河の手を、ミロは軽く叩いて押さえつけた。
「裸で撮られて嬉しそうに笑うやつがあるか」
「パンツ履いてたよ?」
頬杖をついて溜息を吐いたミロの顔を、氷河は身を乗り出して覗き込んだ。
「パンツ履いてたよ?」
繰り返す氷河を軽く睨んで、ミロは少し考えて言った。
「お前が今ここで自分からキスしたら、もう何も言わないでやる」
ミロは氷河の青い瞳を、氷河はミロの深い緑の瞳を見詰めて、氷河が薄ら唇を開けて、身を乗り出したまま、ミロにそっと口付けた。
風が吹いて、氷河の羽織っていたパーカーのフードが氷河の頭を押す様に浮いて、束ねていない髪はミロに向けて流れる。
髪がミロに当たったら、と一瞬身を引いた氷河の手を掴んで、今度はミロがキスをした。
風がやむまでキスをして、ミロはそっと唇を離して、少し紅くなった氷河の頭に手を伸ばして髪を直してやった。
「ぐしゃぐしゃ」
ミロが少し笑えば、氷河が身を乗り出して、もう一度キスをした。

カフェで遅い昼食をのんびりとって、ミロは氷河の手を繋いで、ゆっくり歩いてマンションに向かった。

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