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「携帯。2」

「携帯。2」ミロ×氷河です。
オリジナルキャラクターの女の子が出てくるので、
そういうのは嫌だよ、と言う方は開かないで下さいね・・・^^;
BL苦手な方も開かないで下さいね・・・。

続きへ。
氷河87
あなたは
誰が好きなんだろう?
聞けないまま
聞くのが怖いまま

「携帯。2」

ベッドでもう一度身体を重ねて、あんまりしつこく言うのもな、と想いながら、ミロの腕の中で甘い息を吐く氷河の前髪を掻き上げて聞いた。
「メール、男? 女?」
「女の子。ケーキとか、お菓子作るのが好きなんだって。作ったお菓子持って来てみんなにあげてて、僕も貰って、それからお菓子の話するようになった」
ミロが氷河の頭をくしゃりと撫でれば、氷河は少し瞳を細めた。
「仲いい?」
「……休憩時間とか一緒に話すことは多いけど、よく解らない」
ミロは胸に顔を押しつけた氷河の髪にキスをした。
ミロはそれ以上言葉を続けるのをやめて、氷河を抱き寄せて瞳を閉じた。

「氷河、タルト作ってみたの。食べてみて?」
学校の昼休憩、氷河が人気のいない、池のあるなだらかな坂の芝生に座って本を読んでいると、後ろから声がした。
「マリア」
マリアは嬉しそうに笑って氷河の隣に腰かけると、紙袋をかさかさと開けた。
「はい。甘いの、苦手だって聞いてたけど、氷河が美味しいって言ってくれたら自信がつくの。次も頑張ろうって思えるの」
差し出されたフルーツミニタルトを手に取って、氷河は黙って口に運んだ。
二口か三口で食べ終わって、氷河はマリアの方を向いた。
「美味しいよ。見た目も綺麗だし。……ねえ、マリア、僕はパティシエでも何でもないよ?パティシエを目指してるわけでもないし」
困ったように氷河が笑えば、マリアは笑って首を横に振った。
「いいの。有難う。次も頑張るわ」
嬉しそうに笑うマリアを見詰めて、氷河は少し笑った。
「いいね。追いかける夢があるって。応援してるよ。……僕には、何があるんだろう?」
ぽつりと呟いて、膝に置いた、閉じた本に視線を逸らした氷河に、マリアは少し首を傾げた。
マリアが首を傾げると、茶褐色のポニーテールがふわふわ揺れた。
「消極的ね?」
「僕は消極的だと思うよ?」
自嘲するように氷河がマリアを見詰めれば、マリアがにっこり笑った。
「好きな人が甘いものが好きだから、ケーキでも何でも作るって言ったじゃない」
「きっと、僕が一方的に好きなだけだから。何時終わりが来るんだろうって、何時でも思ってる」
池に視線を移動させた氷河を見て、マリアはきゅっと氷河の左腕に抱き付いた。
「……どうしてそんな人のこと好きなの? 氷河が傷つく必要なんてないじゃない」
「別に、傷ついてなんかない」
寂しそうな横顔の氷河を見詰めて、マリアは氷河に抱き付いてキスをした。
「ちょ……! マリア?」
芝生に押し倒され、好きに舌を絡められていた氷河は、マリアの肩を掴んで逆に芝生に押し倒した。
「……挑発してるんなら、やめて?」
真っ直ぐな茶色の瞳が氷河を見詰め返した。
「挑発してるの。友達でいたいとか、そんなの聞きたくないの」
一瞬瞳をそらして閉じた氷河は、ゆっくり瞳を開けて、マリアに舌を絡めるキスをした。

「氷河、デートしよ?」
ゆっくり身体を離した後に、マリアはにっこり笑った。
「今度の日曜日。氷河がよく行くって言ってたカフェで待ってる。お昼でも、お昼過ぎでもいいよ? タルト、良かったら食べてね」
マリアはちゅ、と氷河にキスをして、手を振って掛けて行った。
ふわふわ揺れる茶褐色の髪に、ふわふわのオフホワイトのスカート。
氷河は答えは出せないまま、手だけは軽く振った。

氷河が家に帰って、紙袋をテーヴルに置くと、ミロは何も言わずタルトを取り出して口にした。
「お前が言ってた女か」
キッチンの椅子を引いて座ったミロを見て、氷河は少し困ったように笑った。
「ミルクティ作るよ。パティシエに、なれるといいね」
鍋に鐘楼の水を入れ、茶葉を煮立たせる氷河を振り向いて、ミロは唇についたカスタードクリームを舐めた。
「言ってやれよ、無理だって」
「可能性は誰にだってある」
振り向かず、鍋にミルクを注ぐ氷河を見て、ミロは苦笑した。
「素人の俺が食べたってお前の方がうまいじゃん。早く現実を教えてやれよ」
ことり、とマグカップを置いて、氷河はシュガーポットの蓋を開いてミロの隣に座った。
「僕はパエィシエになりたいわけでもないし、現実だけを見詰める大人なんかより、夢見てるきらきら輝いてる子が素敵だと思う」
砂糖をぽちゃぽちゃ入れて、ミロはスプーンでマグカップをかき回した。
「随分その女に毒されたもんだな」
ミロが笑えば、からん、とアイスを入れたマグカップを回し、氷河は首を傾げた。
「違うよ、夢も追えない僕より、マリアは夢を追ってて、そうだな、羨ましいのかな?」
からん、からん、とアイスを鳴らす氷河を見て、ミロは氷河の顔を覗き込んだ。
「じゃ、お前の夢って何?」
「……言わない」
可笑しそうな瞳を向けるミロ~視線をそらして、氷河はアイスミルクティに口を付けた。
「冷た……!」
からん、からん、と氷はテーヴルの上を滑って、氷河は自分の肩を押さえつけたミロを見た。
「自分で着替えるからいい……!」
ソファに押し付けた氷河のシャツを捲って、ミロは胸をぺろりと舐めた。
「ん……!」
ミロの肩を押す氷河をちらりと見て、ミロは舌先を滑らせた。
「悪いけど、着替えさせてやろうってんじゃなくて、やらせろって事」
「ん……!」
氷河の両手首を押さえつけ、ミロは舌を絡ませた。
すぐに乱れた息をする氷河を見下ろして、ミロは氷河の額にキスをした。
するり、と手を滑らせ、ジーンズのボタンを外し、ミロは手を入れ刺激を与える。
「お前の夢がなんなのか言ったら、いかせてやる」
氷河の身体をずらし、背中越しに抱きしめたミロは、白い首筋や、シャツがはだけた背中にキスを繰り返した。
「何にも、ない……!」
「さっきはあるようなことを言ったろう?」
「や……!」
弱い首筋に、背中に強めのキスを繰り返され、ジーンズの中に入れられた手でも刺激を与えられ、氷河は甘い息を吐く。
「夢位、その女じゃなくて俺でも聞いてやるから言えよ」
「……言わない」
軽くミロを睨み付けた氷河を見て、ミロは刺激する手に力を込めた。
「あ……!」
「……可愛くないな」
強くミロの腕を掴んだ氷河の首筋を強く吸って、ミロは氷河のジーンズを脱がせ、細い腰を引き寄せた。

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