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「愛をちょうだい。番外/ヴァレンタインデイ。」

前ブログmurasakinoまだ整理出来てないんで、
「愛をちょうだい。」を見れてない方は本当にごめんなさい><!!

羽の国からやってきた羽氷河がカミュとミロと3人で暮らす話です><
「愛をちょうだい。番外/ヴァレンタインデイ。」ミロカミュ×氷河
続きへ。
BL苦手な方は開かないで下さいね・・・。
ラテトケーキ2013

「愛をちょうだい。番外/ヴァレンタインデイ。」

お昼にカミュの作ったカレーライスを、氷河はもぐもぐと美味しそうに食べた。
「おかわり!」
「はいはい」
カミュがカレーライスのおかわりをつぐのを、氷河は左手にスプーンを握ったまま、嬉しそうに見ていた。
軽く三杯は食べて、氷河は洗わなくてもいいんじゃないかというようなきれいな皿を運び、片づけはカミュに任せてミロと二人でソファへと移動した。
氷河は手伝うと言うのだけれど、今迄手伝って皿が割れるくらいならまだいいけれど、指を切ったり、火傷をしたり、まだミロの方がましだと想ったカミュは、食事の用意と片付けは一人か、片づけだけならミロに任せるようになった。

「んー! おいしかった!」
ソファに座って伸びをした氷河の隣に足を組んで座ったミロは、厚手のニットを片手で軽く捲って親指で氷河の脇腹をつついた。
「まったくよく食うな、いい加減太るぞ」
「くすぐったい! ミロだって3杯食べたじゃないか!」
伸ばした両腕でお腹を隠して氷河がミロを軽く睨めば、ミロが身体の向きを変えて、氷河をころんと転がした。
「?」
「あれだけ食べて何処に入ってんだろうな、お前は」
ミロはニットの裾を捲り、氷河のお腹をぱしぱし、叩いてみた。
「ミロ! 痛い!」
ニットを下ろそうとした氷河の手を払って、ミロは白い腹をぺろりと舐める。
「ん……!」
思わず声を漏らした氷河をちらりと見て、ミロは氷河のショートパンツを脱がした。
「ミロ! やだ!」
「やな事はないだろう」
ミロは氷河の両膝に手を掛けて中心を口にする。
「あ……!」
そうこうしていると、カミュが片づけを終えてやって来て、氷河の頭を撫でた。
「片づけもしないで、ミロは」
ちゅ、と氷河にキスをして、カミュはミロを睨んだ。
「いい加減太るぞって言ってたんだよ、その割に太ってなさそうだけど」
「ふうん?」
「?」
頭を撫でられながら氷河がカミュを見上げていると、カミュは氷河のニットを脱がせた。
氷河の二の腕を掴んで、カミュは親指のはらを滑らせた。
「あ!」
「腕も細いままだね」
身体を竦めた氷河の上半身を後ろから抱き起し、カミュは氷河の背中にキスを繰り返した。
「カミュ、やだ!」
「ミロも言ってたけど、嫌なことはないだろう?」
「あ……! ん……!」
背中に指を滑らされ、氷河は甘い声を上げる。
ミロもカミュも、氷河が抵抗しないのを知って氷河の感じやすいところを指先や舌を滑らせ刺激する。

「初めて逢った頃は、小さくて羽があったね」
ソファでミロとカミュは両サイドに座り、カミュは真ん中で身体を丸くしてうとうとしている氷河の頭を撫でた。
「翼だろ?」
ミロがカミュを見れば、カミュは笑った。
「いや、あれは小さすぎて翼と言うよりは、羽、かなあ。氷河も羽の国から来たんだし」
「ああ、まあそうか」
ミロも頷いて、二人とも静かな寝息を立て始めた氷河を少しの間見詰め、上半身を倒して、羽のあったはずの右と左にそれぞれキスをした。
「ん……?」
瞳を閉じたまま氷河が小さく首を傾げたので、カミュは氷河の頭を撫で、ミロは氷河の身体にブランケットを掛けた。
「おやつまでおやすみ」
「まだ食わせる気か」
ミロが呆れたように言えば、カミュが困ったように笑った。
「ヴァレンタインデイなんだからいいだろう?」
「俺たちが貰う方だろ?」
ミロの言葉にカミュは少し考えた。
「そうかも知れない」
「だろ?」

ミロもカミュもソファに寄り掛かってまどろんで、先に身を覚ましたカミュはキッチンに向かった。
氷河には黙っておいたフルーツタルトを出してカットし、ミロと自分用にはコーヒーを入れた。
ミロが目を覚ましてキッチンを振り返り、カミュに声を掛ける。
「お前は相変わらずこいつに甘いな」
「カミュ! おやつ?」
コーヒーの香りに反応したのか氷河がむくりと起きて、ミロは溜息を吐いて絨毯に散らばったニットとショートパンツを拾って氷河を背中越しに抱き寄せ、膝の上に落とした。
「おやつとえっちとどっちがいい?」
首筋をぺろりと舐めると、氷河はびくりと身体を竦めて、ミロを振り返った。
「……おやつ食べてから」
いそいそとニットをかぶって頭を出した氷河の顎を掴み、ミロは自分の方を向かせた。
「ん! んん! ん!」
激しく舌を絡ませ、氷河の息が上がるのを見計らってミロは唇を離した。
「じゃ、後で」
ちょっと意地悪く笑って、ミロはぽんぽん、と氷河の頭を叩いてキッチンに向かう。
こくこく、少し紅くなって頷きながら、ショートパンツをはいた氷河もキッチンへ向かう。

「おいしそう! いただきま……?」
フォークを刺そうとした氷河は目の前から逃げて言ったタルトを瞳で追った。
その先にはカミュが笑っていて、氷河はちょっと困ったような瞳でカミュを見詰めた。
「何処にもいかないって約束できるんなら、食べてもいいよ?」
「何処にもいかないよ……?」
今度は不思議そうに首を傾げた氷河を見て、カミュは氷河の目の前まで皿を滑らせた。
「氷河、今日はね、好きな人にチョコレートをあげなくちゃいけない日なんだけど?」
「一人だけケーキ食べるのはおかしいよなあ?」
カミュとミロに顔を覗き込まれ、氷河は困ったように下を向いた。
下を向いた先には美味しそうなフルーツタルトがある。
「タルト食べてから考えてもいい?」
顔を上げてカミュとミロを交互に見た氷河は、二人の視線にしょんぼり下を向いてフォークを置いた。
「タルト食べてからでいいよ」
笑い出したカミュを見て、氷河は今度はミロを見た。
「タルト食べたら何とかしろよ?」
「あ! ちょっと待ってて!」
一瞬下を向いた氷河は席を立って、冷蔵庫へ向かった。
ミルク。
マグカップ二つにシュガーポット。
スプーンでっがちゃがちゃかき回していた氷河は、しばらくマグカップを覗き込んで、ちらり、とカミュとミロを振り返って、マグカップを両手に持って、カミュとミロの前に同時に置いた。
「はい!」
「……何、これ?」
「……何だよ、これ」
氷河は困ったようにカミュとミロを見て、小さな声で言った。
「……ココア……」
ココアパウダーの上から冷たいミルクを注いだものだから、ココアパウダーの固まりがぷかぷか沢山浮いている。
ミロは顔をしかめて、カミュは可笑しそうに笑って氷河を手招きをして呼んだ。
「おいで。タルト食べたらいいよ」
カミュの言葉に、氷河は嬉しそうに笑って二人の真ん中に座った。
美味しそうにタルトを食べる氷河の頭の上でミロとカミュは会話する。
「何とかならないのか、これ」
文句を言うミロに、カミュは笑う。
「何とかならなくもないけど、これが氷河のくれた形だから」
カミュの言葉にため息を吐いて、ミロはマグカップに口を付けた。
「……」
「……」

END

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