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「いんちき魔術師/冷たい月。2」

「いんちき魔術師/冷たい月。2」です。カミュも出てます^^;
2/22の続きです^^;ミロの日にはどうなんだろう、と想いながら^^;

またしばらくお付き合いください^^;

続きへ。
BL苦手な人は開かないで下さいね・・・。
三日月
★ミロの日カウント中^^v★

「冷たい月。2」

「ん・・・・・・!」
氷河が強く瞳を閉じて、限界に近づいた時、ミロはすい、と腰を引いた。
「・・・・・・ミロ・・・・・・?」
氷河がゆっくりミロの方へ顔を向ければ、ミロは氷河の顎を掴んで、静かに笑った。
「続きは、カミュにして貰えば?」
氷河の青い大きな瞳がじっとミロを見詰めた。
ミロが少し首を傾げ、顎から手を離せば、氷河は瞳を伏せて、ベッドを降りると、絨毯の上に落とされたシャツを掴んで、半ば駆けるように寝室を出た。
ミロは氷河が出て行くのを見ると、ベッドに横になって大きく息をついて瞳を閉じた。
カミュが氷河の前に現れて、ミロは苛立つことが多くなった。
別に氷河がカミュの話をするわけじゃない、二人で学校からの坂道を降りてくるわけでもない、変わらないはずの氷河の後ろにカミュが見え隠れして、ミロはたまらない気持になった。
瞳を開けて天井を睨み、出て行く前の氷河の泣き出しそうな瞳を想い出してみた。
今日のはさすがにひどかったな、ミロは大きなため息を吐いた。
氷河は多分、ソファで眠るつもりなんだろう、ソファまで言って手を差し出せば、氷河は今夜寝室に戻って来るだろうか。
少し一人になって頭を冷やしたほうがいい気がした。

氷河はシャツを羽織って、ソファに足を投げ出し、ブランケットを広げた。
寝室に戻ろうか。
氷河がそっと寝室の扉へ顔を向ければ、すい、と何かが視界を遮った。
「あ・・・・・・」
カミュは少し笑って氷河の腕を引っ張り、抱き締めてキスをした。
風が吹いた気がした。
「カミュ!」
氷河がカミュの胸を押せば、カミュは腕の中から氷河を逃がした。
ソファに座り直した氷河は、部屋の様子が違うことに気付いて、周りを見回して、カミュを見上げた。
白い天井、白い壁。
「カミュ?」
見たことのない部屋。
立ち上がりかけた氷河をソファへ倒して、カミュはもう一度氷河にキスをし、シャツの中へ手を滑り込ませた。
「カミュ! だめ! だめ!」
氷河がカミュのシャツを掴んで顔を背ければ、カミュは笑いながら氷河の顔を覗き込んだ。
「だめだけど、嫌じゃないんだ?」
氷河は黙って首を横に振るが、嫌だと口に出ない自分に氷河は戸惑う。
中途半端に火照って投げ出された身体をカミュは組み敷いた。
「ん・・・・・・!」
カミュのシャツを掴み、氷河は唇を噛んで甘い声を殺す。
カミュはゆっくり氷河に刺激を与え、氷河が限界に近付けば刺激を浅くし、次第に氷河はカミュの腕の中で甘い声を零す。
「あ・・・・・・! カミュ・・・・・・!」
もう焦らさないで、と言いたげに氷河が強くカミュのシャツを掴んで引き寄せて、カミュは刺激を強くする。
「あ・・・・・・!」

ソファにカミュはうつ伏せに、氷河の前髪を指で梳き、柔らかい髪を撫でた。
乱れた呼吸がおさまった頃、カミュは氷河の顔を覗き込んだ。
「ミロに、何か言われたの」
「・・・・・・カミュに、して貰ったらって」
瞳を伏せた氷河を見て、カミュは氷河の頭を撫でた。
「して貰ったよって言ったら?」
唇を強く噛んだ氷河を見て、カミュは氷河の頭を撫でながら言った。
「冗談だよ、シャワー浴びておいで、ホットミルク作ってあげるから」
氷河は頷くと、身体を起こし、カミュに手を引かれシャワールームを教えて貰い、熱いシャワーを浴びた。
氷河は足元を流れる熱いお湯を見詰めて、瞳を擦って、シャワーを止めた。

カミュが用意してくれたシャツにそでを通して、ソファの傍に戻れば、キッチンからカミュが振り向いて、静かに笑った。
カミュはマグカップを二つ持ってくると、氷河に笑いかけた。
「座って」
氷河が頷いて座ると、カミュはマグカップにたっぷり入ったホットミルクを氷河に渡し、氷河が両手で受けとるのを見ると、隣に座った。
「そんなに熱くはないと思うよ」
カミュに言われて、氷河はカミュの方を見て頷いた。
カミュは静かに笑ってコーヒーを飲む。
見慣れた風景。
氷河は少しの間、カミュがコーヒーを飲むのを見詰めた。
「冷めるよ」
氷河の視線に、カミュが静かに笑うので、氷河は慌ててホットミルクを口にした。
いつも、カミュはホットミルクを作ってくれていたことを氷河は想いだした。
砂糖を入れなくても、ほんのり甘いホットミルク。
「飲んだらおやすみ、週末だからゆっくり眠ったらいいよ」
氷河は頷いた。
週末。

カミュに手を引かれベッドに行き、氷河は少し躊躇った。
カミュはベッドに滑り込むと相変わらず静かに笑った。
「何にもしないよ。ソファで眠ったら風邪を引くから大人しくここでおやすみ」
氷河は頷いてカミュの隣にそっと滑り込んだ。
二人の間できゅっとカミュが氷河の手を握り、氷河はカミュを見詰めて聞いた。
「カミュ、ミロ、何か怒ってたの?」
「さあ、それはミロ本人に聞いてごらん?」
何か聞けば、何時でも答えをくれたカミュ。
今回はそういうわけにはいかなかった。
カミュと身体を重ねて、聞く事じゃないと解っていたけど、カミュにしか聞けなかった。
カミュと身体を重ねて、もうミロにも聞けない。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
氷河は瞳を閉じて、ミロを想った。

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