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「いんちき魔術師/冷たい月。4」

「いんちき魔術師/冷たい月。4」です。
続きへ。

BL苦手な方は開かないで下さいね・・・。
三日月
★ミロの日カウント中^^v★

「冷たい月。4」

「氷河?」
カミュが部屋に帰ると、電気も着けないまま氷河がソファに座っていたので、カミュは思わず氷河の名を呼んだ。
「あ・・・・・・。カミュ、いなかったから・・・・・・」
カミュはソファから立ち上がった氷河の傍まで行き、氷河の手を引っ張った。
抱き締めると、氷河が安心したようにカミュに凭れかかる。
「・・・・・・好きだと言っている男に、そういう事を言うとどうなるか予想がつかない?」
するりと一枚だけ羽織ったシャツの中に手を滑り込まし、背中に指先を滑らすと、氷河が困ったようにカミュを見詰め、きゅっとカミュの腕を掴んだ。
「困った子だね、ミロが怖くて逃げてたって、話もしなければ離れ離れのままだぞ」
カミュが氷河の頬にキスをすれば、氷河はきゅっとカミュに抱き付いた。
「・・・・・・仕方ないな」
カミュは氷河を抱き締めると、カーテンに見え隠れする月をちらりと見詰めた。

「度々悪いな」
「カミュ!」
「てめえ!」
腕から逃げ出そうとする氷河の腰に腕を絡め、カミュは氷河を引き寄せ、ミロはソファから立ち上がった。
「こっち来い」
ミロが手を伸ばすと、氷河は首を横に振ってカミュのシャツの胸元をきゅっと掴んだ。
「ほら、ミロが呼んでる」
カミュが顔を覗き込めば、氷河は首を横に振って瞳を強く閉じて顔を背けた。
「お前が怖がらせるから」
カミュが首を傾げてミロに冷たい視線を送れば、ミロは三人の間にあるテーヴルに片足を上げて飛び越えると、カミュの腕の中の氷河の腕を引っ張った。
カミュが離さないと想って強く引っ張れば、カミュは同じタイミングで氷河に回した腕を緩めたものだから、氷河はミロの胸に思い切りぶつかった。
「カミュ!」
泣きそうな顔で振り返った氷河の腰に、今度はミロが腕を回して引き寄せる。
「ちゃんと話してごらん。それでもまだ泣いてるようだったら、すぐ迎えに来てあげる」
カミュは氷河に静かに笑うと、今度は冷たい視線をミロに向けた。
「お前には何度も同じセリフを言う気がするな。氷河を泣かせたら許さない。・・・・・・氷河が泣いていたらすぐ迎えに来る」
カミュはそう言うと、風と一緒に消えた。

ミロの腕の中で唇を噛んでいる氷河の顔を覗き込んで、ミロは氷河を抱き寄せた。
「お前、ずっとあいつと一緒にいたろう? 小さいころから、ずっと」
氷河はミロの腕の中で頷いた。
「お前は、あいつが好きだろう?」
ミロの腕の中で頷いた氷河を抱きかかえ、ミロは大股に寝室に向かった。
「ミロ! 嫌!」
逃げようともがく氷河をベッドの上に放り、逃げないよう、ミロはすぐ氷河を見下ろす様に腕の中に閉じ込めた。
それでも逃げようとする氷河の手首を掴んで押さえつけ、ミロはじっと氷河を見下ろす。
「好きなんて感情、簡単に変わってしまうだろう?」
「ミロ、僕の事、嫌いなの」
「何で」
「ずっと怒ってるし、話もしてくれないし、カミュにして貰ったらって言うから」
そこまで言うと、氷河は瞳を伏せて、ミロの腕の中で暴れるのをやめた。
「・・・・・・」
ミロは黙って氷河にキスをし、舌を絡ませる。
押さえつけた手首を離し、背中に、腰に腕を回す。
氷河はきゅっとミロのシャツを掴んで、ミロは逃げる舌を捕まえては軽く噛み、合わさる唇の角度を変える。
「お前は、カミュが好きなのかな、と想って」
こつん、と額を付ければ、大きな青い瞳がミロを見詰めた。
「ミロは、僕が、嫌いなの」
話がちっともキャッチボールにならない、ほんの数日離れていただけで、ミロは意識していたはずが忘れていた氷河の感情の欠落や、テンポがずれることを想い出して、溜息を吐いた。
溜息を吐いて、ミロは氷河の隣に横になって、氷河を抱き寄せる。
「好きだよ」
ミロの言葉に、氷河は不思議そうに首を傾げた。
「好きだから、お前がカミュの方が好きなのかな、とか考えたらイラつく」
「ミロの事、好きだって、ちゃんと言ったよ」
「・・・・・・そうだな」
ミロがイラついてる間でも、氷河は大好き、と笑っていた。
数日触れていない身体に触れたくなる。
ミロは氷河の首筋にキスをし、片方の腕は逃げ出さないように腰に絡ませたまま、もう片方の手でシャツのボタンを外していく。
「ん・・・・・・!」
氷河が甘い声を漏らすのを聞きながら、氷河のシャツのボタンを外してしまえば、今度は自分のシャツのボタンも外す。
氷河の上半身を起こしてシャツを脱がせ、ベッドに倒し、ミロもシャツを脱いで放る。
ミロが氷河にキスをしようとすれば、氷河が顔を背けてシャツに手を伸ばした。
「だめ」
「何が」
氷河が掴んだシャツをベッドの下に放って、ミロは氷河の腰を引き寄せる。
上目づかいに首を横に振る氷河を見下ろして、ミロは少し首を傾げ、氷河の耳たぶを軽く噛んでわざとそこで声を出す。
「・・・・・・カミュと、寝たから?」
肩から背中へ、背中から腰へと手を滑らせながらミロが言うと、びくりと身体を竦めた氷河が頷いた。
ミロは一瞬手を止めて、軽く舌打ちをして氷河の両膝に手を掛け、氷河を引き寄せた。

「ミロ・・・・・・!」
いかされたと想えばすぐまた刺激を与えられ、焦らされ、いかされ、何度目かの交わりにはミロは浅く刺激を与えるだけで焦らされ続けて、氷河はミロの腕を掴んで名を呼んだ。
「あ・・・・・・!」
肩を抱かれたかと思うと、急に深くまで侵入され、氷河は想わずミロにしがみつく。
「馬鹿、嘘位つけ」
ミロの言葉に、顔を向けた氷河に、ミロは溜息を吐いてキスをして、氷河の身体に回した腕に、力を込めた。
「カミュと寝た事だよ」
刺激を強くすれば、氷河は絶え間なく甘い声を漏らし、ミロにしがみつく。
「あ! ミロ・・・・・・!」

腕枕をしてはいるけど、やっぱり機嫌の悪そうなミロを見て、氷河は小さな声でミロに聞いた。
「嘘、ついた方がよかったの?」
逃げ出しそうな氷河に気付いて、ミロは氷河を抱き寄せた。
「んー、嘘つかれるのも嫌、かな」
「ミロ、怒ってる」
そりゃそうなんだけど、中途半端に氷河の身体を火照らせて、追い出したようなものだから、自分にも否がある、と思いながらミロは氷河にキスをした。
「普通怒る」
俯いた氷河を見て、ミロは少し笑った。
「カミュと寝たら怒るって理屈は解るわけだ」
頷く氷河を見て、ミロは氷河を抱き締めた。
「じゃ、もう寝るな。俺もあんなこと言わないから」
氷河が肩で頷いて、ミロに擦り寄った。
「・・・・・・お前が好きなのは、誰?」
「ミロ」
きゅっとミロにしがみついて氷河が答える。
あんまりしつこく言うのもな、とミロは氷河を抱き締めて首筋にキスをする。
「こっち向け」
氷河がミロを見上げて、ミロは氷河に何度かキスをした。

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