NOIR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

「狼さんと白鳥さん(小説版)」

縮小狼さんと白鳥さん
「狼さんと白鳥さん(小説版)R-18」
カミュ狼×氷河白鳥
B5・¥300
★内容見本は続きを見て下さいね^^;★

「出会い。」

森を吹く風も、少うし涼しくなりました。
時々、雨も降ります。
一雨ごとに寒くなっていくのだな、カミュ狼は真っ白な雪の積もる森を想い出して空を見上げました。
薄ら暗くなった空を見上げ、喉を潤して狩りに出掛けようと思いました。
湖に近づくにつれ、水の音が聞こえてきました。
魚がいるのかもしれません、捕れるものなら魚でも構わないか、と、カミュ狼はそっと足音を忍ばせました。
そっと木の陰から湖を覗くと、一瞬、ついさっき想い出していた雪が舞い降りたのかと思うくらい、真っ白な白鳥さんが一人で水浴びをしていました。
話し掛けてみようか、どうしようか、しばらく迷ってから、カミュ狼は木陰から身体を出して、そっと声を掛けました。
「白鳥さん、白鳥さん、こっちへ上がってきて、一緒にお話でもしませんか?」
白鳥さんはびっくりしたように振り返って、おずおずと聞きました。
「えっと、狼さん・・・・・・? 狼さんは、鳥も食べちゃうんですよね・・・・・・? 狼さん、食べたりしませんか・・・・・・?」
「食べたりなんかしませんよ。白鳥さんとお友達になりたいだけです」
にっこり笑ったカミュ狼を見て、白鳥さんは嬉しそうに聞き返しました。
「お友達・・・・・・?」
カミュ狼が頷くと、白鳥さんもにっこり笑って、ぱしゃぱしゃと水音を立てて水から上がってきました。
「冷たかったでしょう、随分長い間水浴びをしてた」
白鳥さんはカミュ狼の隣にちょこん、と座りました。
「水浴び、好きだから・・・・・・」
そう言えば、白鳥さんは一人ぼっちです、カミュ狼は不思議に思って聞いてみました。
白鳥さんはうまく飛べなくて、ずっと一人ぼっちだったらしいのです。
だから、カミュ狼が友達になりたいんです、と言ったのが、とても嬉しかったみたいです。
いろんなお話をしているうちに、濡れていた白鳥さんの羽も乾いてきて、それは綺麗でふわふわとしていました。
困ったな、とカミュ狼は考えました、これでは本当に友達になってしまいます。
「白鳥さん、やっぱり寒いでしょう? 風も冷たくなってきた」
カミュ狼は、きゅっと白鳥さんを抱きしめました。
「狼さん、あったかい」
白鳥さんは、嬉しそうにカミュ狼にすり寄りました。
カミュ狼のしっぽが、ぱたぱたと揺れます。
「良かった。白鳥さん、お月様が綺麗ですよ」
カミュ狼の言葉に、白鳥さんは顔を上げました。
お月様にきらきら光る柔らかそうな金色の髪、薄紅色の柔らかそうな唇、それに、柔らかい身体、ふわふわの羽。
カミュ狼はそっとキスをし、驚いて口を開けた白鳥さんの舌を絡めとりました。
舌も少し、冷たい気がします。
「白鳥さん、やっぱり身体が冷たいですよ?」
ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃ、カミュ狼は白鳥さんの舌を軽く噛んだり、強く吸ったりしました。
「ん・・・・・・!」
カミュ狼の肩を掴んだ白鳥さんの細い手首を掴み、カミュ狼は草の上に白鳥さんの身体を倒しました。
白い首筋に、キスをして、軽く噛みつきます。
「狼さん・・・・・・?」
戸惑った甘い声を聞きながら、カミュ狼は舌と爪の先をすうっと白鳥さんの白い身体に滑らせました。
「身体が冷えてしまってるから、温めないと。白鳥さんでも、風邪を引いてしまいますよ」
白鳥さんの白い内腿に舌を滑らせ、冷たい中心を口に含みます。
「あ・・・・・・! 狼さん・・・・・・?」
「これが一番早く身体があったまるんです」
舌を絡めると、白鳥さんは甘い息を何度もついて、小さな声を上げました。
「あ・・・・・・!」
カミュ狼はそっと笑うと、白鳥さんの脚を持ちあげました。
「?」
カミュ狼は、そっと白鳥さんの中に滑り込みます。
「や・・・・・・!」
驚いた白鳥さんは怖がってカミュ狼にしがみついて震えました。
「大丈夫、大丈夫」
キスをしながら、白鳥さんをゆっくり抱きます。
震えていた白鳥さんが、少しずつ、甘い吐息と、甘い声を漏らし始めました。
「あ・・・・・・!」

くすん、くすん、と泣く白鳥さんの身体を抱き寄せて、カミュ狼は言いました。
「白鳥さん、驚かせてごめんなさい。友達より、恋人になりたかったんです」
白鳥さんの目尻を、カミュ狼はそっと舐めました。
「恋人・・・・・・?」
白鳥さんは不思議そうにカミュ狼を見上げました。
白鳥さんは、ずっとひとりぼっちだったからか、好きとか嫌いとか、よく知らないようでした。
「白鳥さんが大好きなんです、大好きだったら、する事なんですよ」
カミュ狼はにっこり笑って、白鳥さんにそっとキスをしました。
「大好き・・・・・・?」
「大好きなんです」
白鳥さんは、きゅっとカミュ狼に抱きつきました。
「ずっとずっと、大好きだから、ずっとずっと一緒に居ましょうね?」
こくこく頷いた白鳥さんは、カミュ狼に抱きついたまま、静かに眠りにつきました。
                            終

スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。