NOIR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

「お早めにお召し上がり下さい。」

「お早めにお召し上がり下さい。」
べたあまミロ氷河とカミュ。
まだまだ練習、練習。
続きへ。
氷河47の

「お早目にお召し上がり下さい。」

ミロが帰ると、絨毯にバスタオルを敷いて、氷河が裸でちょこんと座っていた。
「のぼせたのか?」
ミロは氷河に近づいて、ミロを見上げた氷河のあたまに、ぽん、と手を置いた。
氷河はあまり髪を拭かない、少し乾いているようだから、しばらくこのままでいたのかな、とミロは思う。
「お早めにお召し上がりください。」
「あ?」
氷河は少し棒読みでそう言い、じっとミロを見詰めている。
ミロは軽くため息を吐くと、氷河の脇に手をやって抱き上げ、バスタオルで冷たくなった身体を覆った。
「どうせカミュに何か言われたんだろう、風邪ひくぞ、こんなに冷たくなって。」
もう一度熱いシャワーを浴びせようかとバスルームに向かえば、氷河がきゅっと抱き付いた。
「ミロが、あっためて。」
ミロは軽く顔をしかめて、くい、と氷河の髪を引っ張った。
「何を吹き込まれたんだ、お前は。」
言いながら、ミロはバスルームから寝室へ行先を変える。
とん、とベッドに氷河を倒すと、思った通り、氷河は解っていない顔をする。
「カミュにふきこまれたにしろ、お召し上がり下さい、だとかあっためてっつったのはお前だもんな。」
ミロはネクタイを緩め、シャツのボタンを外すと、解らない顔で頷く氷河にキスをした。
舌先で柔らかい唇を割り、舌を絡ませる。
「ん・・・?」
指先を胸元から下腹部まで滑らせ、きゅっと掴めば、さすがに氷河も何をされるのか理解したらしい、冷たくなった手で、ミロの肩を掴み、逃げようとする。
「えっちしたらシャワー浴びるよりあったまるだろ?」
白い首筋をペロリと舐めれば、ぴくり、と氷河が身体をすくめた。
「あ・・・。ミロ・・・。」
弱い首筋を軽く噛んだり舌を滑らせたり、片手で刺激も続ければ、氷河が少し甘い声でミロの名を呼ぶ。
ミロは氷河の腿を持ち上げ、唇を当てる。
「ホントに、すごい冷たくなってる、もう風邪ひいたんじゃないか?」
すっと舌先を滑らせ、口に含めば、氷河の甘い声が答えた。
「ん・・・。大丈夫・・・。」
舌先を強く滑らせ、軽く絡ませ、氷河の甘い吐息と声を聞く。
「あ!ミロ!」
甘い声が名を呼んで、ミロは乱れた呼吸をする氷河の頬に触れ、ゆっくり氷河の中に滑り込んだ。
「あ!」
きゅっとシーツを掴んだ氷河の頬に、ミロはキスをする。
ゆっくり刺激を与え、次第に刺激を強くする。
「や、あ・・・。」
氷河の時々閉じられる潤みがちな青い瞳を見下ろし、ミロは深く身体を繋げる。
「あ!ミロ、や・・・。」
氷河の限界が近いのが解れば、ミロは氷河の感じやすいように刺激を与える。

ミロは氷河を抱き寄せる。
「お、身体あったまったな。」
氷河はミロの肩でまだ乱れた呼吸を整えるのが精いっぱいで、返事も出来ない。
ようやく乱れた呼吸も収まったころ、こつん、とミロは額を当てた。
「カミュに何ふきこまれた。」
氷河はちょっと困ったような顔をして、きゅっとミロの肩を掴んだ。
「あの、ミロ、ちょっとは元気になった・・・?」
「何が?」
氷河は少し躊躇っていたが、ぽつり、と言った。
「あの、ミロが、会社で元気がなさそうだからって、カミュが心配してて・・・。」
「それで?」
氷河の青い瞳はじっとミロを見詰めている。
「シャワーを浴びて、お早めにお召し上がりくださいって言って、もし、身体が冷たいって言われたら、あっためてって言ったら、ミロがすぐ元気になるって教えて貰ったから・・・。」
ミロは氷河を抱き締めて軽くため息を吐いた。
「会社で元気がないって、ちょっと疲れてたかもしれないけど、まあ、うん、お前と居る時は元気だから。元気になるし。」
ミロが笑ったのを見て、氷河が安心したように笑って、きゅっとミロに抱き付いた。
「風邪引くかもしれないけど、とかはカミュに言われなかった?」
「風邪薬も貰ったよ。もし風邪引いたら、カミュがちゃんと看病するからって言ってくれた。」
ミロは軽く顔をしかめた。
『あのやろう。氷河が風邪引いたら仕事は休んで看病するから安心して仕事に行って来い、とか言う気だったな。』
ミロがぶつぶつ思っていると、今度は氷河がミロの顔を覗き込んだ。
「ミロ、お早めにお召し上がり下さい、と、あっためてって言われると元気になるの?」
ミロは少し首を傾げる。
「まぁ、元気になる、かな。お早めにお召し上がり下さい、よりは、あっためて、の方が言われるのは好きだから、もうシャワー浴びてお早めにってのは言わなくてもいいよ。ホントに風邪ひくぞ。」
ふんふん、と頷く氷河に、ミロはちょっと言ってみる。
「して、って言われるのも好きかも。」
「して・・・?」
「そうそう。」
首を傾げる氷河に、ミロは頷く。
「ちょっと言ってみて。」
氷河はじっとミロを見詰めた。
「ミロ、して・・・?」
ミロは氷河を抱き締めた。
「覚えてたら、何時でもいいから言ってみて。」
「うん。」
素直に頷く氷河に、罪悪感を覚えながらも、ちょっと聞けない言葉だから、と欲望の方が勝つ。
ミロは氷河に、キスをする。
「少し眠れよ。起こしてやるから。」
「うん。」
氷河はミロに擦り寄って、小さな寝息を立て始めた。

「スケベ。」
「何が!」
昼休み、唐突に、コーヒーを飲んでいたカミュに言われ、ミロはカミュを睨んだ。
「氷河にミロが元気になったみたいだから有難う、と言われたぞ。」
「あ、そう。」
視線を逸らせば、カミュは一口コーヒーを飲んで、付け加えた。
「ついでに、私が教えた言葉と、もう一つ好きな言葉を教えて貰ったよって嬉しそうに言ってたけど?」
ミロは飲み込みかけていたシェイクでむせた。
うっかり、氷河がカミュを信用していることと、友達みたいな関係だって言うのをミロは忘れていた。
「先に変な言葉教えたのはお前だろ?」
ミロが涙目で睨めば、カミュはふん、と鼻で笑う。
「言葉の意味を教えなかったくせに。その上もう一つ教えておいて。」
それを言われるとミロは返す言葉がない。
「スケベ。」
カミュがもう一度言う。
ミロは顔をそむけて、残りのシェイクを飲んだ。

スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。