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「紅い木の実のピアス。」

「紅い木の実のピアス。」ミロ×氷河
今回はべたあまとは違う(似たようなもんだけどorz)
以前書き出してたような二人です。

ミロは、どっちかと言うと構って構って!な方かな、
とふと思いました。うちで書き出すミロの事ですがorz

ちょっと更新ペースが落ちてるので、
以前位に戻せたらな、と想いますorz
遊びに来て下さってる皆さん、
かわり映え無いことが多くなってごめんなさいorz

BL苦手な方は開かないで下さいね・・・。
続きへ。
ミロ氷河9の

「紅い木の実のピアス。」

「やる。」
仕事から帰って来たミロに、お帰りなさい、と声を掛けるより先に、ミロにぽん、と放られた小さな箱を、氷河は落とさないように、わたわたとキャッチした。
「お帰りなさい、有難う。」
「ただいま。多分、似合うから付けてみろよ。」
ミロは小さな箱を指差して、鞄を放って、着替え始めた。
氷河はソファにちょこん、と座って、ミロが着替え終るのを待っていた。
「なんだ、まだ開けてなかったのか、さっさと開けろ。」
Tシャツとジーンズに着替えたミロが隣に座って氷河を急かした。
「うん。」
氷河は白い箱を丁寧にあける、今度はもう一つ、しっかりしたりぼんの掛かった箱が出て来た。
りぼんも丁寧にほどいて、氷河はそっと箱を開けてみた。
「わぁ、綺麗。」
深い紅い石のピアス。
ころん、と手のひらの上で嬉しそうに見ていると、ミロが伸びをしながら言った。
「ガーネット、お前の誕生石だって。瞳と同じ青い石がいいのかな、と思ったけど、紅い方がお前らしい気がして。誕生石って悪くないんだろうな、と思って。」
「有難う。付けてみてもいい?」
「うん。」
氷河は左の耳にガーネットのピアスを付けてみた。
鏡を見て来る、と言おうと思えば、顔を向けたとき、ミロが手を伸ばして髪をよけて笑った。
「悪くないな。」
「・・・有難う。」
紅くなって氷河が下を向くと、ぽんぽん、とミロが頭を叩いた。
「鏡で見てこいよ、飯、待っとくから。」
氷河は頷いてバスルームへぱたぱたと行った。
鏡に映してみると、石だけだけど、結構大きいと思う。
似合うかどうかは自分ではよく解らないが、何でもない日の、プレゼントが嬉しかった。
ただ、普段髪を耳に掛けないから、せっかくのピアスを付けても、見えないのは困ったな、と思った。
取り敢えずピアスを付けたまま、夕ご飯を待ってくれているミロの所へ戻った。

夕ご飯を食べて、いつものようにソファでくつろぐ。
ころん、と横になったミロは、手を伸ばして、氷河の髪を左耳に掛けた。
「うーん、やっぱりピンかなんかで留めないと見えないか。」
「ピン・・・。」
やっぱり見えた方がいいのかな、と氷河は思うが、ピン、は女の子みたいだと想う。
「耳に掛けるようにするよ。」
ミロのピンで留める案から逃げようとすれば、あっさりミロは頷いた。
「うん。わざわざピンで留めなくてもいいかもな。」

それで、何となく左耳には髪を掛けるようになった。
ミロが仕事に出掛けた間、掃除や洗濯を済ませてしまった後で、氷河は少し動けばすぐ落ちて隠れてしまう髪を、左手で持ってじっと見詰めた。
ミロは特には何も言わないが、これで耳に掛けていなかったらピンで留める話をまた持ち出されそうな気がして、かと言って髪を切るのもどうだろう、と想う。
氷河は小さく溜息を吐いた。

氷河の心配は他所に、ミロは特には何も言わなかった。
ただ、氷河が髪を耳に掛けていると、紅いから木の実みたいだ、と笑った。
ミロがピンの話を出さないまま、今週は終わった。
週末、夕食も食べてソファでくつろいでいたミロが、ビールの缶を持ってきた氷河がちょこん、と隣に座った途端、膝の上に抱きかかえた。
「ミロ?」
「やっと週末。今週忙しかったからな。」
そう言いながらミロは氷河の落ちた左側の髪をよけてピアスを見た。
「ミロ!」
氷河が膝の上で大人しくしていると、ミロがかぷっと耳たぶを食べた。
ぞくり、として氷河は逃げようとするけれど、ミロは逃がしてくれない。
「紅い木の実って美味しそうだよな。」
氷河の耳元で囁いてぺろり、とピアスを舐める。
「ミロ、やめ・・・。」
耳元でしゃべられるとぞくぞくする。
「やめない。解ってやってるんだから。」
ミロは耳元で笑う。
時々ピアスごと耳たぶを噛んで、そのたびに氷河は肩を竦める。
「木の実食べる鳥の気分。」
ミロは楽しそうだ。
「もう、やだ!」
氷河が少し強くそういうと、ミロは可笑しそうに笑って、ころん、と氷河をソファに転がした。
「寝てる時も思ったけど、こういう体勢になれば、髪を耳に掛けなくたってピアスがよく見える。」
ミロはピアスにキスをして、首筋に強く唇を押し当てた。
「ん・・・!」
「本当に感じやすいな。」
耳元でしゃべったり耳を噛まれるだけで氷河の心臓がどきどき言うのを、ミロは知ってやっている。
「しない!」
氷河がミロの肩を押せば、ミロは手首を掴んで押さえ受け、キスをして舌を絡ませる。
「しない。」
唇を離せば、ぷい、と氷河がそっぽをむく。
ミロは困ったように笑って、氷河の手首を離して、ソファに身体を横に倒し、氷河の腰に手を回し、氷河を背中越しに抱きしめる。
「悪かったよ。別にお前をからかうためにわざわざ買ってきたわけじゃない、紅い木の実みたいだな、と思ったのは本当だけど。」
ミロが擦り寄るように氷河の肩に額を当て、首筋にそっとキスをした。
そっとミロを振り返った氷河に、ミロは少し笑ってキスをする。

氷河にブランケットを掛けながら、ミロが少し驚いた表情を見せた。
「髪?一個のピアスのためにわざわざ切らなくてもいいだろう。」
氷河がピンで髪を止めるのが嫌だ、とぽつり、と言えば、ミロは可笑しそうに笑って氷河の前髪を掻き上げた。
「嫌なものしろ、とか言わない。お前の中の俺はどんだけ横暴なんだよ。」
「ごめんなさい・・・。」
しょんぼり謝る氷河に、ミロはキスをする。
「耳に髪掛けてないときだって、お前髪が柔らかいし、動くだけでもピアスは見えるよ。それに、ピアスが見たいわけじゃなくて、お前が付けてんだな、って見てるだけだから。」
ミロは氷河の頭をくしゃくしゃにする。
ちょっと、嬉しいだろ?何気なく買ったもの付けてくれてるって。
ミロは少し迷って、やっぱりその言葉は口にしないまま、ミロを見上げた氷河にキスをした。

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